映像・音響・情報通信機器の共信コミュニケーションズ > 納入事例 > 株式会社東京サウンド・プロダクション様 (事例レポート)

株式会社東京サウンド・プロダクション様 (事例レポート)

株式会社東京サウンド・プロダクション様

1963年創立の東京サウンド・プロダクション(TSP)が持つ編集能力には定評がある。第22回となるJPPA AWARDS 2018では、フジテレビ『Time Trip 日本の海岸線 伊能忠敬の軌跡』のポスプロ制作を担当したTSP小枝繁之氏が「映像技術部門グレーディン グ」審査員特別賞を受賞した。この制作で活躍したのがDIポストプロダクションシステム 「Mistika」(ミスティカ)である。そこで、Mistikaの能力などを聞いた。( レポート:吉井 勇・月刊ニューメディア)
www.tsp.co.jp/

製品ページ・関連ソリューション

Mistika

Mistika

編集からフィニッシング作業まで、同一のタイムライン操作で、仕上げる自由度の高いDIワークフローを提供。
> 詳細ページへ

放送・映像制作向け

放送・映像制作向け

撮影・中継・編集・MAなどの制作設備から、コンテンツ管理・アーカイブ・送出・各種配信伝送など、広範囲にわたるシステムを提供。
> 詳細ページへ

 

 

オンライン編集、VFX、カラーグレーディングなどを一つのシステムに収めたトータルポストプロダクションシステム”Mistika”運用の手応えを語る

HDRでMistikaを再認識

Mistikaは、オンライン編集、VFX、カラーグレーディングなどを一つのシステムに収めたトータルポストプロダクションシステムである。TSPは2014年にいち早く導入し運用してきたが、2月からさらに1システムを追加し、都内にある編 集ビルの編集システム全体を一新した。
 Mistikaメインエディター小枝氏は、「導入当初は一番にその処理スピードを感じ、4Kデータの再生マシンとしてダントツでした。当時、Mistikaをよくお使いいただいたのは4K制作に意欲を持たれていたテレビ朝日様でした。そこへHDRの登場でMistikaの存在が大きく変わり、スカパーJSAT様やフジテレビジョン様にも使っていいただくようになりました」と振り返る。 HDRが求めるダイナミックレンジに対応できるMistikaは関心を集めることになり、編集課チーフ室井氏や共信コミュニケーションズ蛸島氏は「HDRが大きな転機だった」と話す。
 そして、2015年11月、Inter BEE 2015でスカパー!が行った4K/HDR衛星生中継の デモで一気に話題となった。NHKとBBCがHDR方式として提案するHLGのライブ映像と ともに、スカパー!が事前に編集したHDRコンテンツを放送したのである。この制作にTSP が参加した。「HLGの規格も決まっていない中、ドラフト段階のガンマカーブ値を基にグレーディングしたのですが、スカパー!の担当者様と一緒に手探りで制作しました」と、担当した小枝氏は当時を話す。ARIBで検討されたドラフトに合わせてパッチを当てるなど、SGO社も世界初の挑戦を支えたと蛸島氏は振り返る。



他の編集ソフト連携もプラグイン感覚

 Mistikaの特徴として室井氏は、「4Kデータをローカライズしなくても扱えること」を挙げる。FCP、Adobe CC、Avid Media Composer、Avid Post DEKOなどで編集したデータを簡単に取り込むことができるからだ。
 テクニカル・マネージャー小池氏は特徴について、「私はMacでPremiere Proを使って編集していますが、グレーディングはMistikaのようにはできません。ですから、相互の特徴を生かして、うまく使うことができること」と指摘し、小枝氏は「大きなファイルデータの処理や、高画質、色の精度などは、Premiere ProよりもMistikaの方が得意とし、編集機能はPremiere Proが扱いやすい。この両方を生かせるのがMistikaで、プラグインの感覚で扱えることです」と言う。このMistikaの持つ処理スピードの早さもさることながら、フォーマット対応のオープン性というポイントにも注目したい。

HDR制作の高い意欲に応えるマシン

 2機目のMistika導入と併せ、編集システム全体の更新を依頼された共信コミュニケーションズ。「斬新なシステムを、という要望をいただいた」という営業課リーダーの藤元氏たちが仕上げた構成は、3つのフロアにまたがる編集室をトータルに結ぶ40Gbpsの光ネットワークを軸に、Mistikaの4KストレージをSANとして連携させている。  さらに、「リニア編集の良さを生かすため、ノンリニア編集機との連携もできるハイブリッド編集室を用意しました」と室井氏は紹介する。今後、ファイル納品が主流になることから、既存のリニアからでもファイル納品できると説明。
 3人のTSPエディターたちは異口同音に、クリエイターは4K制作よりHDRの表現力への関心が高く、「やってみたい」という強い意欲を示す。JPPA AWARDSで受賞した小枝氏は、「今後、4Kコンテンツの量産が求められてきます。受賞作は4K/HDRで制作し、一発で2K/SDRに変換して放送しました。このような柔軟なワークフローが構築できるのもMistikaありきの発想です」と説明する。

今回インタビューにご協力いただきました皆様、ありがとうございました。
東京サウンド・プロダクション   ビデオセンター編集課チーフ 室井智之様
                 テクニカル・マネージャー  小池周平様
                 Mistikaメインエディター   小枝繁之様
共信コミュニケーションズ     蛸島晋平、藤元誠

(月刊ニューメディア 2018年8月号掲載)

製品についてのお問い合わせ

製品のデモやご購入についてのご質問・ご相談は、下記のお問い合わせ フォームよりお問い合わせください。
後ほど担当者よりご連絡差し上げます。

WEBからのお問い合わせはこちらから